JFEシステムズ、連結売上高の予想を10億円増額修正、製鉄所システムリフレッシュなど想定以上に進展

■初の中間配当40円を実施、年間配当は過去最高の85円を予定

 JFEシステムズ<4832>(東証スタンダード)は10月26日の15時に第2四半期決算短信(連結)を発表し、今期・2023年3月期の連結売上高の予想を増額修正した。製鉄所システムリフレッシュの想定以上の進展が見込まれることなどから、今3月期の連結売上高は前回公表予想(2022年4月)を10億円増加して550億円(前期比9.1%増)の見込みとした。

 各利益の予想は据え置き、経常利益は57億円(前期比1.0%増)の見込み、親会社株主に帰属する当期純利益は37.4億円(同0.4%増)の見込みとしたが、製鉄所リフレッシュの進展にともない、引き続き鉄鋼部門の売上が伸長予定である上、セキュリティ強化案件が増加する見通し。

 通期見通しに沿って、当社初となる中間配当40円/株を実施するとともに、年間配当は過去最高額の85円/株(配当性向35%目途)を予定する。

 第2四半期連結累計期間(2022年4~9月)の業績は概ね計画通りに推移し、売上高は前期比12.1%増の271.33億円、経常利益は同113.1%増の28.04億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同13.5%増の18.40億円だった。すべての事業部門で売り上げが伸長し、特に、製鉄所システムリフレッシュが進展し増収となった。利益面では、従業員の処遇改善等の費用増を高採算案件の前倒しでカバーし、昨年並みの利益率を確保した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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