◆日経平均は２万８１１５円７４銭（１７０円９５銭高）、ＴＯＰＩＸは１９９４．７５ポイント（２２．１８ポイント高）、出来高概算（東証プライム）は１２億４２８万株

　１１月２２日（火）後場の東京株式市場は、前場の上げを受けて日経平均が２２１円高で始まったものの、祝日前のため伸び悩む展開となり、大引けまで上げ幅２００円前後のまま小動きを続けた。中で、大成建＜１８０１＞（東証プライム）などの大手建設や三井不＜８８０１＞（東証プライム）などの不動産株が一段強く始まりジリ高となり、海運株も商船三井＜９１０４＞（東証プライム）が一段強く始まり上げ幅を維持。大引けはＴＯＰＩＸが４日続伸。日経平均は２日続伸し、終値での２万８０００円台は１１月１１日以来となった。

　後場は、電力株が前場上げたまま値を保って推移し、料金値上げへの期待など継続。ブリヂストン＜５１０８＞（東証プライム）は１４時前にかけて一段となり、円安やコスタリカでの生産能力増強など好感。日本板硝子＜５２０２＞（東証プライム）は上期で英社買収にかかわる減損の残額を処理し終えたことなどで期待強く一段ジリ高。タムラ製作所＜６７６８＞（東証プライム）は２０２４年度の創業１００周年に向けた取組への期待など言われ一段ジリ高。日本製麻＜３３０６＞（東証スタンダード）は業績上振れ期待など再燃し一段高。エフ・コード＜９２１１＞（東証グロース）はチャットボット、メッセージツール事業の譲受が好感され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。アミタホールディングス＜２１９５＞（東証グロース）は提携によるサーキュラーエコノミー（循環型経済）事業に期待強まり一段と上げストップ高。

　１１月２２日新規上場となったティムス＜４８９１＞（東証グロース）は午前１０時９分に公開価格６７０円を３７％上回る９１９円で初値がつき、高値は前場の９３０円。後場はダレ模様になり大引けは７６９円だった。

　東証プライム市場の出来高概算は１２億４２８万株（前引けは６億１１９６万株）、売買代金は２兆９２３２億円（同１兆５２３８億円）。プライム上場１８３６銘柄のうち、値上がり銘柄数は１４６７（前引けは１４９６）銘柄、値下がり銘柄数は３２５（同２８５）銘柄。

　また、東証３３業種別指数は全３３業種（前引けも全３３業種）が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、保険、銀行、医薬品、卸売り、精密機器、輸送用機器、石油石炭、建設、鉄鋼、食料品、水産農林、などとなった。（ＨＣ）（情報提供：日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部）