セルシードが急伸、「同種軟骨細胞シート」治験遅れる見通しとしたが逆に知れ渡る形になったとの見方

■治験届提出に向け準備と11月公表の四半期報告書で開示

 セルシード<7776>(東証グロース)は12月26日、急伸商状となり、一時24%高の164円(32円高)まで上げた後も20%高前後で推移し、急激な出直り相場となっている。前取引日・23日の16時30分に、「同種軟骨細胞シート(CLS2901C)の治験届の提出に向けた準備進捗について」を発表し、「共同開発の提携候補先との交渉を行っているため、治験届の提出が2023年春まで遅れる見通し」としたものの、発表によって逆に「同種軟骨細胞シート(CLS2901C)」の開発が知れ渡る形になったのではないかと見られている。

 発表によると、同シートは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の事業として採択され、開発を進めている。11月14日公表の2022年12月期第3四半期報告書で、22年末の治験届提出に向け準備を進めておりますと伝えていた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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