【株式市場】日経平均は107円安となり反落、後場は保険、電力株など強く自動車株などは持ち直す

◆日経平均は2万6340円50銭(107円37銭安)、TOPIXは1909.02ポイント(1.13ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億4796万株

 12月28日(水)後場の東京株式市場は、第一生命HD<8750>(東証プライム)が中盤にかけて一段ジリ高となり上場来の高値を更新し、みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株も堅調に推移。前場軟調だった東京エレク<8035>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)は次第に持ち直し、全般に底堅さの感じられる相場になった。日経平均は179円安で始まり、14時過ぎまではほとんど横ばいだったが、12月の配当・優待確保の買付最終日とあって、大引けにかけては持ち直し、前日比反落だが下げ幅を縮めた。

 後場は、大成建設<1801>(東証プライム)が一段ジリ高など建設株が一段と強い値動きをみせ、来年以降の原発の建て替えや防衛関連施設の整備などに期待とされ、ロングライフホールディング<4355>(東証スタンダード)は在宅介護の特定事業所加算の適用事業所など好調とされ一段高。上場4日目のアソインターナショナル<9340>(東証スタンダード)は一段と強含んで上場来安値から反発。T.S.I<7362>(東証グロース)は前取引日まで9日続落とあって自律反発の見方。ブロードマインド<7343>(東証グロース)は一段と上げ金利上昇により金融商品コンサルなどに需要とされ戻り高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は10億4796万株(前引けは5億3358万株)、売買代金は2兆3227億円(同1兆1762億円)。プライム上場1839銘柄のうち、値上がり銘柄数は826(前引けは535)銘柄、値下がり銘柄数は911(同1198)銘柄。

 東証33業種別指数は16業種(前引けは6業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、電力ガス、鉄鋼、食料品、倉庫運輸、建設、機械、銀行、金属製品、化学、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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