【株式市場】日経平均は134円安、3日続落だが後場は2万8000円を回復したまま底堅い

◆日経平均は2万8027円84銭(134円99銭安)、TOPIXは1992.97ポイント(11.34ポイント安)、出来高概算(東証プライム)11億5665万株

 11月29日(火)後場の東京株式市場は、自動車株や半導体関連株が戻しきれずに軟調だった半面、住友不<8830>(東証プライム)が一段ジリ高など不動産株の強さが目立ち、東京都の地下鉄延伸計画などを受け海外の不動産資金の一部が欧州や中国からシフトの見方。三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)なども一段と強含み、石油資源開発<1662>(東証プライム)も一段強含んだ。日経平均は156円安で始まり、2万8000円(162円安)を回復したまま小動き続け、大引けまで大きな動きなく3日続落となった。

 後場は、資生堂<4911>(東証プライム)が一段と強含み、中国の防疫・衛生管理当局が夕方に会見と伝えられたようで都市封鎖などの緩和、経済活動活発化への期待が広がったとされ、東邦亜鉛<5707>(東証プライム)も産業需要再燃の期待などで一段と強含んだ。ディーエムソリューションズ<6549>(東証スタンダード)は株主優待品の要望の多い品への復活や決算説明会の質疑開示など好感され一段高。旅工房<6548>(東証グロース)も海外旅行の取り扱いが国内旅行を上回る点など注目され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は11億5665万株(前引けは5億6829万株)、売買代金は2兆7239億円(同1兆3603億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は509(前引けは433)銘柄、値下がり銘柄数は1246(同1338)銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種(前引けは6業種)が値上がりし、鉱業、空運、非鉄金属、銀行、石油石炭、保険、陸運、不動産、鉄鋼、倉庫運輸、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る