【株式市場】米中貿易摩擦の緩和期待が強まり日経平均は中盤から一気に上値を追う

株式

◆日経平均は2万1913円06銭(234円80銭高)、TOPIXは1740.78ポイント(14.90ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億9977万株

チャート13 10日(火)前場の東京株式市場は、米国の為替市場で財政赤字の拡大見通しなどからドル安・円高になったことなどを受け、日経平均は78円安で始まった後135円89銭安(2万1542円37銭)まで下押す場面があった。その後、10日に中国・習近平国家主席の演説が行われると伝えられ、米中の貿易摩擦が緩和に向かう期待が優勢になったようで、株価指数の先物が急激に上昇。日経平均も先物主導で一気に上値を追い、前引け間際に255円71銭高(2万1933円99銭)まで上げた。前引けも234円80銭高。半面、日経JASDAQ平均は軟調。

 SMC<6273>(東1)が半導体製造装置の好調報道や連続最高益の見通しなどへの評価再燃とされて東証1部の値上がり幅1位。ソウルドアウト<6553>(東マ)は東海東京証券が投資判断を開始と伝わり急動意。オンキヨー<6628>(JQS)は至学館大学(愛知県)との産学連携などが注目されて急伸。

 10日神機上場となったヒューマン・アソシエイツHD<6575>(東マ・売買単位100株)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格1170円を71%上回1996円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は6億9977万株。売買代金は1兆1942億円。1部上場2082銘柄のうち、値上がり銘柄数は1351銘柄、値下がり銘柄数は648銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る