【株式市場】日銀発表後に日経平均など回復し好決算銘柄も強い

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の終値は2万724円56銭(60円12銭高)、TOPIXは1679.19ポイント(5.61ポイント高)、出来高概算(東証1部)は出来高概算は10億4161万株

チャート15 7日後場の東京株式市場は、正午過ぎから6~7日に開かれた日銀の金融政策会合の結果が「現状維持」と伝えられたが、景況判断では個別に住宅投資を強い表現にしたとされたため積水ハウス<1928>(東1)が一段回復して堅調相場に転換し、円安君になったことなどからファナック<6954>(東1)も堅調相場に転換。こうした動きを受けて日経平均も一挙に堅調転換して始まり、もみ合いながらも大引け間際に89円56銭高(2万754円ちょうど)まで上げて3日続伸となった。ただ、今夜は7月の米雇用統計が判明するため様子見ムードはあり、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小安いままだった。

 後場は、昨日四半期決算や自社株買いを発表したソフトバンクグループ<9984>(東1)が高値圏で一進一退となったが、同じく昨日発表のニコン<7731>(東1)は一段高となり、昨日ストップ高の森永製菓<2201>(東1)も後場一段高。コラボス<3908>(東マ)も昨日発表の四半期決算が好感されて17.6%高となり、不二ラテックス<5199>(JQS)は本日7日の決算発表に期待あり16.4%高となった。

 東証1部の出来高概算は23億1336万株(前引けは10億4161万株)、売買代金は2兆8199億円、1兆2432億円。1部上場838(前引けは1889)銘柄のうち、値上がり銘柄数は936銘柄、値下がり銘柄数は1160銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、金属製品、建設、繊維製品、ガラス・土石、機械、鉄鋼、銀行、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る