東海汽船は12月決算予想の増額修正が好感され出直り継続、連結営業利益は従来予想の4.5倍に

■当初は保守的に見ていたが大島航路などに回復みられ最近も堅調

 東海汽船<9173>(東証スタンダード)は1月19日、2日続伸基調で始まり、取引開始後は2396円(13円高)まで上げて出直りを継続している。18日の15時に業績予想の増額修正を発表し、2022年12月期の連結営業利益は従来予想の4.5倍の4.50億円の見込みなどとし、好感されている。

 22年12月期の連結売上高の予想は、同年2月に公表した予想を4.9%上回る140億円の見込みに見直し、親会社株主に帰属する当期純利益は2.4倍の1.70億円に見直した。発表によると、当初は需要の回復を保守的に見込んでいたが、その後、乗船客数や大島島内におけるホテルやバスなどの利用に回復傾向が見られ、最多客期である7月下旬から8月にかけては再び新型コロナ感染拡大により不透明になったが、直近の業績等も踏まえ、業績予想を修正することとした。新たな乗船券オンライン予約システムの開発にともなう国庫補助金75百万円も特別利益に計上するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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