アルゴグラフィックスは四半期決算やシリコンスタジオとの協業が好感され実質上場来の高値を更新

■設計中の車両を実際に走行しているようなシーンで3DCG生成

 アルゴグラフィックス<7595>(東証プライム)は1月31日、2日続けて大きく上げ、午前10時20分にかけて5%高の4060円(180円高)をつけて約4ヵ月ぶりに株式分割を調整した上場来の高値を更新し、その後も4000円台で強い相場となっている。1月24日にシリコンスタジオ<3907>(東証グロース)との協業を発表し、27日には第3四半期決算を発表。決算発表の翌日から連日大きく上げている。

 シリコンスタジオとは、SUBARU<7270>(東証プライム)向けに、車両モデルデータを取り込んで走行状態を確認できる走行デザインレビューシステムを提供した。設計中の車両を実際に走行しているような状態で確認できるシステムで、車両モデルデータを取り込むと、走行状態を再現可能なデータに変換し、ワインディングロードなどを実際に走行しているようなシーンがリアルタイム3DCGで生成、描画されるという。

 第3四半期連結決算(2022年4~12月・累計)では通期予想を据え置いたが、営業、経常利益とも78%の進ちょく率となり、通期業績の連続最高益に向けて現実味が増したとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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