【株式市場】日経平均は183円安、反落、後場は材料株物色の様相だが鉄鋼株は一段高

◆日経平均は2万7513円13銭(183円31銭安)、TOPIXは1991.93ポイント(9.16ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は11億1321万株

 2月17日(金)後場の東京株式市場は、日本製鉄<5401>(東証プライム)などの鉄鋼株が一段と強含み、配当利回りやトルコの地震復興需要による市況高期待などが言われ、商船三井<9104>(東証プライム)など前引けにかけて軟化した海運株も持ち直し大引けにかけて堅調転換。三井物産<8031>(東証プライム)なども終盤に一段堅調。一方、値がさ半導体株は一段軟調に始まり弱もみあい。日経平均は前引けより40円近く安い194円安で始まり、14時半頃まで一段軟調に推移。大引けは持ち直したが前日比で反落となった。

 後場は、13時に12月決算と中期計画を発表した横浜ゴム<5101>(東証プライム)が一段と上げ、アドウェイズ<2489>(東証プライム)は12月決算と自社株買いが好感され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。フオスター電機<6794>(東証プライム)は一段高となり決算発表を受けた2日前の下げを8割回復。ASIAN STAR<8946>(東証スタンダード)は急動意の35%高となり中国向け不動産事業で「島」を買う需要増加の期待。伊勢化学工業<4107>(東証スタンダード)はほぼ高値引けとなりコーンウォール・キャピタルの保有割合拡大と伝えられ思惑買い。マイクロアド<9553>(東証グロース)は自治体向け新サービスなど材料視され2日連続ストップ高。セキュア<4264>(東証グロース)は米社との提携や郵便局強盗事件などで再燃した監視カメラ関連株人気に好業績の見直し買い再燃とされ朝から大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は11億1321万株(前引けは5億6377万株)、売買代金は2兆6692億円(同1兆3535億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は617(前引けは560)銘柄、値下がり銘柄数は1134(同1191)銘柄。

 東証33業種別指数は16業種(前引けは12業種)が値上がりし、値上がり率上位は、ゴム製品、鉄鋼、繊維製品、水産農林、パルプ紙、建設、ガラス土石、輸送用機器、倉庫運輸、銀行、保険、海運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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