日本電設は連続大幅増益予想など好感され1年半ぶりに1900円台を回復

■営業利益は前期の29%増に続き今期39%増を見込む

 日本電設工業(日本電設)<1950>(東証プライム)は5月1日、一段高で始まった後も上値を追い、13%高の1985円(229円高)まで上げる場面を見せて2021年10月以来、1年半ぶりに1900円台を回復している。JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020>(東証プライム)系の電気工事会社で、28日に発表した2023年3月期の連結決算の営業利益が前期比29.6%増加したのに続き、今期・24年3月期の予想は39.5%増とし、注目が強まった。配当予想についても、今期は普通配当を1株当たり8円増配し42円の予定としたため期待が強まった。

 23年3月期は、前期に比べ工事採算性の高い工事が完成したことなどにより、営業利益は前期比29.6%増加し、親会社株主に帰属する当期純利益は同37.3%増加した。連結受注高は1826億円(前年同期比106%)と拡大した。今期の連結業績予想は、売上高を前期比11.8%増、営業利益を同39.5%増、当期純利益を同31.4%増とし、大幅増益が継続する見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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