三菱製紙は2019年以来の高値に迫る、上場維持基準の完全適合めざす、「流通株式時価総額」だけ未達

三菱製紙は2019年以来の高値に迫る、上場維持基準の完全適合めざす、「流通株式時価総額」だけ未達
■中期計画では25年3月期の営業利益75億円

 三菱製紙<3864>(東証プライム)は6月22日、出直りを強めて始まり、取引開始後は5%高に迫る586円(26円高)まで上げ、6月12日につけた年初来の高値588円(2019年以来の高値)に迫っている。PBR(株価純資産倍率)が0.3倍に過ぎない位置にある上、21日の15時に「上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況」を発表し、買い材料視されている。

 発表によると、上場維持基準への適合状況は、「流通株式時価総額」だけ未達の状況にあるとし、「中期経営計画(2023年3月期から2025年3月期)」の最終年度となる2025年3月期までに充足することをめざす。中期計画1年目の23年3月期には連結営業利益が3期ぶりに黒字化し10億円を確保した。最終年度の25年3月期の営業利益は75億円と設定している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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