【株式市場】日経平均は154円高、出来高増勢、半導体関連株など活況高

◆日経平均は3万3348円49銭(154円50銭高)、TOPIXは2299.22ポイント(0.62ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し8億8145万株

 6月29日(木)前場の東京株式市場は、NYダウは反落したものの、米マイクロン・テクノロジーの好決算などを受けてアドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体関連株が活況高となり、東京エレク<8035>(東証プライム)はほぼ1か月ぶりに高値を更新。EVのワイヤレス給電設備輸入のシナネンHD<8132>(東証プライム)も1か月ぶりに高値を更新。一方、自動車、不動産、銀行株は高安混在となり個別に高い。日経平均は112円高で始まり、午前11時にかけて333円99銭高(3万3527円98銭)まで上げ、前引けも154円高で値を保った。

 NTT(日本電信電話)<9432>(東証プライム)が株式25分割後の株価で始まり、28日までの4000円台から一気に100円台での売買に。ハローズ<2742>(東証プライム)は第1四半期の大幅増益など好感され急伸。トリケミカル研究所<4369>(東証プライム)は半導体関連株のアナ株とされ約2週間ぶりに高値を更新。上場4日目のブリッジコンサルティンググループ<9225>(東証グロース)は、2日連続ストップ高。ELEMENTS<5246>(東証グロース)は(社)東京ニュービジネス協議会の「第17回IPO大賞」受賞など材料視され急伸。データセクション<3905>(東証グロース)はスーパー向け商品棚解析ソリューションが注目され急伸。

 新規上場のW TOKYO<9159>(東証グロース)は『TOKYO GIRLS COLLECTION』(東京ガールズコレクション)の運営などを行い、前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは5100円(公開価格3000円の70%高)となった。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し8億8145万株、売買代金は1兆9170億円。プライム上場1833銘柄のうち、値上がり銘柄数は854銘柄、値下がり銘柄数は912銘柄。

 東証33業種別指数は11業種が値上がりし、精密機器、銀行、電気機器、その他製品、機械、非鉄金属、小売り、不動産、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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