東急、AI画像解析技術を活用した警備オペレーションの実証実験を祐天寺駅、宮崎台駅、宮前平駅にて7月11日から開始

■駅の安全性向上・サービス向上により、さらに安全・安心な鉄道へ

 東急<9005>(東証プライム)、東急セキュリティ、アジラは、東急電鉄の駅構内において、東急セキュリティが提供する画像×警備オペレーションサービス「TS-Zero(ティーエスゼロ)」のサービスラインナップであるAI警備システム「asilla(アジラ)」を活用し、駅係員・警備員が連携した警備オペレーションについての実証実験を2023年7月11日(火)から開始すると発表。

 東急電鉄は、中期事業戦略で「3つの変革・4つの価値」を掲げており、3つの変革の中では「駅・運行サービス」、4つの価値の中では「都市交通における快適性の向上と課題の解決」「安全・安心・環境の更なる追求」を掲げている。こうした中で、東急セキュリティは、駅構内での顧客同士のトラブル防止や急病人・異常行動の早期発見を目的に、2022年8月に東急電鉄渋谷駅にてAI画像解析技術を活用した本実証実験を行い、警備オペレーションの実現性を検証した。今般、「更なる駅の安全性向上とサービスの向上」を目的とし、祐天寺駅、宮崎台駅、宮前平駅の計3駅にて、同実証実験を実施する。

 駅構内で顧客トラブルや転倒などが発生しAI画像解析技術で検出された場合、東急セキュリティ画像監視センターに映像が瞬時に通知され、監視員が確認を行い、必要に応じて駅係員と警備員が連携し対応する。同実証実験により、AI画像解析技術の精度検証、異常発生時のオペレーションに関する実現性の検証、駅での顧客サービス向上への効果検証などの有効性の検証を行い、全駅導入を見据えたオペレーションの実現性確認と検討課題の洗い出しを行う。

 3社は、警備オペレーションサービス「TS-Zero」を活用した駅係員・警備員対応連携により、事件・事故等に早期に対応し、東急線の更なる安全対策強化と警備品質向上を目指していく。

【実証実験概要】

・実施期間:2023年7月11日(火)~約1か月間
・対象駅:祐天寺駅、宮崎台駅、宮前平駅 計3駅
・対象カメラ台数:50台

※1. 同実証実験によって取得・解析された画像データは東急電鉄、東急セキュリティ、アジラでのみ取り扱い、同実証実験と事後検証以外の目的には使用しない。

※2. 「TS-Zero」は、東急セキュリティが提供する「クラウド録画式防犯カメラ」や「AI画像解析技術」と、警備オペレーションを組み合わせたサービス。カメラの活用幅を広げ、安全性の向上・警備品質の高度化・業務効率化を実現し、施設の更なる安全対策に貢献する。

※3. AI警備システム「asilla」は、世界トップクラスの行動認識AI技術を基にした防犯・見守りシステム。既存のカメラをAI化し、異常行動(転倒、卒倒、ケンカ、破壊行動)や不審行動(千鳥足、ふらつき、違和感行動)を検出したときのみ、瞬時に映像を通知することができるため映像を監視する警備員の業務を軽減でき、見逃しや見落しも無くすことができる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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