MIXIはインドのエンターテインメント領域のスタートアップ企業を対象に約75億円規模の投資活動を開始

■デジタルエンターテインメントでシナジー創出を狙う

 MIXI<2121>(東証プライム)は4日、同社の投資子会社を通じて、インドのエンターテインメント領域を中心にtoCサービスを展開するスタートアップ企業へ50百万米ドル(約75億円)規模の投資活動を開始することを決定したと発表。

■投資の背景と目的

 インドは人口約14億人の人口大国で、生産年齢人口(15〜64歳)は2050年近くまで増加が続くと予想されている※1。人口増加とともに、スマートフォンの利用者も急増しており、保有率は人口の約50%に達した※2。また、スマホ人口の増加に牽引され、スマホを核とするデジタルエンターテインメント市場が急速に成長しており、スマホゲーム市場においてはFY2027までに市場規模が1兆円に達すると見込まれている※3。

 同社は新たな収益の柱の構築や既存事業とのシナジー創出を目的に、FY2019〜FY2022の4年間で総額約700億円の投資を実行してきた。同社のパーパスに合致する成長事業やサービスに広く投資をおこない、数多くのシナジーを生み、事業の拡大に寄与している。

 また、FY2023〜FY2025の3年間においては、300〜500億円のM&A・資本業務提携を計画。新興国含む海外への投資にも注力し、グローバルでの事業創出やシナジー強化を目指している。この計画のもと、市場の成長が著しいインドへ投資するとともに、同社がこれまで培ってきたデジタルエンターテインメントなどのtoCサービスにおけるアセットや知見を活かすことで、投資先企業とのシナジー創出を図っていく。

 同社では、今後も海外への投資を推進し、グローバルでの事業成長やシナジー創出を目指していく。

※1 国際通貨研究所「人口動態からみたインドの成長性」
※2 日本貿易機構(ジェトロ)「インドのコンテンツ産業市場調査」
※3 Lumikai「State of India Gaming FY 2021-2022」

■投資子会社の概要

・名称:株式会社MIXI Global Investments(仮称) (株式会社MIXI100%子会社)
・事業所在地:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア
・代表者:代表取締役 荒木豪司
・投資対象:インドのエンターテインメント領域を中心にtoCサービスを展開するスタートアップ企業
・投資総額:50百万米ドル(約75億円)※1USD=150円で計算
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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