アテクトは後場もストップ高続く、営業利益の進ちょく率56%に注目集中

■第1四半期の進ちょく率、前年同期から一段と向上

 アテクト<4241>(東証スタンダード)は8月7日、急伸し、朝方にストップ高の659円(100円高、18%高)で売買された後そのまま買い気配となり、後場も13時30分を過ぎて買い気配を続けている。半導体保護資材、衛生検査器材の開発製造などを行い、4日の15時に発表した第1四半期連結決算(2023年4~6月)の営業利益が前年同期比54.3%増の89百万円となり、今期計画に対する進ちょく率が55.6%に達したことなどに注目集中となった。

 営業利益の通期計画に対する進ちょく率は、前年同期も32.4%で高水準だったが、今第1四半期はさらに上回った。「大幅な増収により、原材料費の高騰、減価償却費の増加を吸収して増益」(決算説明資料より)となり、半導体資材事業では「円安・韓国ウォン/台湾ドル高により売上高約4百万円のプラス影響」(同)もあった。3月月の連結業績予想は期初に発表した数字を全体に継続したが、衛生検査器材事業では、「『N-NOSE用シャーレ』の需要増に対応した生産ライン7月末より稼働開始」(同)し、立ち上げ費用などの推移によっては通期の業績予想が上振れる可能性を強めるとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る