【株式市場】日経平均は一時40円安から切り返し298円高、米景気関連株が上げ中国の利下げも好感

◆日経平均は3万1748円88銭(298円12銭高)、TOPIXは2252.87ポイント(15.58ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億5199万株

 8月21日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株式市場でダウ平均と半導体株指数SOXが反発したことなどを受け、トヨタ<7203>(東証プライム)やソニーG<6758>(東証プライム)などが反発して始まり、日本製鉄<5401>(東証プライム)やレーザーテック<6920>(東証プライム)は4日ぶりに値上がりする相場となった。大手商社、海運株等もしっかり。東京電力HD<9501>(東証プライム)も上げ、原発処理水の放出を巡り首相が現地で「説得」と伝わり期待再燃。日経平均は102円高で始まり、午前10時にかけて265円高まで上げた後一時的に40円09銭安(3万1409円86銭)まで値を消したが、円安に加えて中国が利下げを発表と伝えられたことなどを受け、前引け間際には307円94銭高(3万1758円70銭)まで上げた。

 河西工業<7256>(東証プライム)がV字急反発となり、前取引日は高値更新後に急反落したものの、反落は予想外の黒字化を受けた連騰相場の中で初の下落になり初押し買いが集まったとの見方。Appier Group<4180>(東証グロース)は次第高となって反発幅を広げ業績動向から直近の1500円割れは買いの見方。ハブ<3030>(東証プライム)は「ラグビーワールドカップ2023」の効果に期待とされ出直り基調。メドレックス<4586>(東証グロース)は再び一段高となり新製剤候補の審査終了目標日が9月28日とされ期待高揚。シェアリングテクノロジー<3989>(東証グロース)は第3四半期の大幅増益など引き続き好感され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億5199万株、売買代金は1兆3284億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1508銘柄、値下がり銘柄数は282銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、電力ガス、鉱業、精密機器、倉庫運輸、不動産、小売り、鉄鋼、その他金融、石油石炭、水産農林、サービス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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