ピックルスHDが上値を指向、きょう第2四半期決算を発表する予定、期待強まる

■販売戦略など奏功し第1四半期の進ちょく率高い

 ピックルスHD(ピックルスホールディングス)<2935>(東証プライム)は9月29日、次第に強含んで上値を指向する相場となり、午前11時にかけては3%高の1290円(43円高)前後で売買されて約2ヵ月ぶりの1290円台に進んでいる。きょう29日の夕方に8月締めの第2四半期決算を発表する予定のため、期待が強まったとみられている。今年は例年にない猛暑のため、原材料である生鮮野菜の不足が伝えられているものの、販売面での強化などを推進しており、注目度は強いようだ。

 期初に開示した今期・2024年2月期・第2四半期の連結業績予想(2023年3月~8月・累計)は売上高が221.9億円、営業利益は11.8億円。これに対し、第1四半期(2023年3~5月)の連結売上高は114.9億円、営業利益は7.5億円で、利益面での進ちょく率の高さが目立った。巣ごもり需要の反動減の影響が落ち着いたことや、コンビニエンスストア向けの売上が好調に推移したことにより好調だった。

 グループ会社(株)フードレーベルで「牛角韓国直送キムチ」をはじめ、「牛角」との連携キャンペーンを展開しているほか、地域限定商品として、ゆずのオイルフレーバーと果汁による爽やかな香りと酸味の「ご飯がススムゆず白菜キムチ」なども上市した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る