識学 「識学メソッドによる事業継承」梶山啓介副社長が武蔵野銀行本店で経営セミナー

 識学<7049>(東証グロース)の梶山啓介副社長・最高執行責任者は、11日に武蔵野銀行本店(さいたま市)で「識学メソッドによる事業継承」をテーマに経営セミナーを行った。

 主催は武蔵野銀行グループのぶぎん地域経済研究所。識学は、埼玉県内で累計130社以上の企業が同社の「組織コンサルティング」を導入していると発表している。経営セミナーの開催で識学の経営コンサルティングについて啓発を進め、顧客を拡大する戦略の一環とみられる

 梶山副社長は、「識学とは意識構造学」と話している。
 「二人に同じ指示を出す。しかし、二人の行動は違う。何故なのか。二人の意識構造が違っており、誤解、錯覚が発生している。誤解、錯覚を取り除かないと企業組織では莫大なロスが生じる」

 「会社から給料をもらう」「お客さまへサービスを提供する」「お客さまから対価をいただく」
 セミナーのなかで、これらの現象について、発生すべき順番はどうあるべきか。梶山副社長はそうした問いかけを行っている。

 「会社から給料をもらう。社員ファーストで何もしなくても給料をもらえるのだという誤解、錯覚があると社員の行動に違いが生じる」

 事業継承については、「先代創業者がルール」といったケースを取り上げている。
 「ルールの基準は先代の頭の中。そのトップダウンで経営が行われてきている。先代がいなくなったら再現性は希薄になる。何も決まらない事態になる。先代の頭からルールの基準を取り出して明文化する。再現性は高くなる」

 識学メソッドによる企業組織運営の一端についても論及している。
 「ルールの明確化、役割・責任が明確であること、平等な采配・評価、正しい上下関係などにより社員が頑張らざるを得ない環境をつくる」

 梶山副社長の経営セミナーはそのような講話であり、さり気ないが深みのあるものとなっている。セミナー後半には、参加した企業経営層との質疑応答が行われている。(経済ジャーナリスト 小倉正男)

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