【株式市場】日経平均は171円安、2日続落だが後場は「地上戦」回避の期待も出て底堅い

◆日経平均は3万1259円36銭(171円26銭安)、TOPIXは2255.65ポイント(8.51ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億5762万株

 10月20日(金)後場の東京株式市場は、イスラエルによるガザへの地上戦をアメリカが押しとどめているとの見方があるとされ、ホンダ<7267>(東証プライム)などが一段持ち直し、日本郵船<9101>(東証プライム)や住友商事<8053>(東証プライム)などは一段ジリ高となり、徐々に買い直す動きが見られた。早くも復興関連だとかでコマツ<6301>(東証プライム)やブリヂストン<5108>(東証プライム)も一段ジリ高。原油高を受けINPEX<1605>(東証プライム)も一段と強含んだ。日経平均も中盤にかけて徐々に持ち直し、一時1円65銭安(3万1428円97銭)まで戻ったが、週末取引日の午後とあって様子見もあるようで大引けは171円安。2日続落となった。

 後場は、ソニーG<6758>(東証プライム)が大引けにかけてジリジリ持ち直し、任天堂<7974>(東証プライム)とセガサミーホールディングス<6460>(東証プライム)は一段強含み、米国景気への期待再燃の見方。西松屋チェーン<7545>(東証プライム)も一段と上げ引き続き投資ファンドの保有判明との報道を受け思惑買い活発。プライム・ストラテジー<5250>(東証スタンダード)は主製品の累計稼働台数8万台突破など好感され大引けまでストップ高。菊池製作所<3444>(東証スタンダード)は13時頃から急伸してストップ高となりグループ会社が経産省の無人航空機製品化プロジェクトに採択と伝えられ注目集中。ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)はエッジコンピューティングによるメタバース関連の新ソリューション開発が材料視され一段高。iSpace<9348>(東証グロース)は経産省の補助金事業への採択が好感され13時頃から急伸し一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は12億5762万株(前引けは6億2243万株)、売買代金は3兆2819億円(同1兆6912億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は659(前引けは618)銘柄、値下がり銘柄数は944(同978)銘柄。

 東証33業種別指数は12業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位は、医薬品、鉱業、ゴム製品、石油石炭、海運、金属製品、パルプ紙、卸売り、鉄鋼、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内唯一のブラシ式除雪車が北海道の主要空港で戦力化  加藤製作所<6390>(東証プライム)は1…
  2. ■日本発ロボ産業基盤づくりへ、住友重機・ルネサス・JAEが参画  一般社団法人京都ヒューマノイドア…
  3. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■漢字が示す社会不安と物価問題、関連株に広がる待ち伏せ投資の妙味  2025年の世相を映す「今年の…
  2. ■AI相場と政策転換が映す日本株の行方、6万円挑戦か調整か  2025年、日経平均株価は史上最高値…
  3. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  4. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  5. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  6. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る