ストレージ王が再び一段高、アーバネットコーポとの提携で急伸した高値を抜き期待の強さ見せつける

■安定した用地確保が見込めるようになり新規開発を加速

 ストレージ王<2997>(東証グロース)は11月14日の後場、一段と強含む相場になり、13時にかけて8%高の691円(54円高)まで上げて戻り高値に進んでいる。8日の15時、投資用マンション開発のアーバネットコーポレーション<3242>(東証スタンダード)との業務提携を発表し、翌9日は急伸ストップ高。その後新たな発表はない中で、14日になって9日のストップ高の値段を上回ってきた。提携効果への期待が衰えない相場と見られている。アーバネットコーポレーションの株価も396円(2円高)と上値を指向し、こちらは9月につけた2019年以来の高値405円に迫っている。

 業務提携の発表によると、ストレージ王は「首都圏において安定した不動産用地確保等が見込めるようになり、新規開発案件の加速につながる」(ストレージ王の発表資料より)とした。また、アーバネットコーポレーションは、「都心におけるセルフストレージ(個人向けのレンタル収納スペース)に対するニーズは高まっており」としている。同社が開発・提供する投資用1棟マンションにセルフストレージの設備を設けるなどで高付加価値化が図れるとみられている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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