【株式市場】日経平均は823円高、米金利低下に加え中国の経済指標も好感、2か月ぶりに3万3000円台を回復

◆日経平均は3万3519円70銭(823円77銭高)、TOPIXは2373.22ポイント(27.93ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し18億5915万株

 11月15日(水)後場の東京株式市場は、米金利の低下に加え、中国の経済指標の発表を受けて中国景気の持ち直しに期待が強まり、日経平均は上げ幅を800円台に拡げた。ダイキン<6367>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)が一段高となり、ソニーG<6758>(東証プライム)やTDK<6762>(東証プライム)も一段ジリ高。出光興産<5019>(東証プライム)も前場の上げ幅を維持。自動車、海運などは伸びきれなかったが堅調。日経平均は一段と強含んで始まり、ジリ高を続けて14時半前に860円59銭高(3万3556円52銭)まで上げ、大引けも上げ幅800円台のまま3日続伸。9月20日以来、2ヵ月ぶりに3万3000円台を回復した。

 後場は、ギフティ<4449>(東証プライム)が一段高となり、前場に続いて業績予想の増額修正など好感。ベネフィット・ワン<2412>(東証プライム)はエムスリー<2413>(東証プライム)によるTOB(株式公開買付)を受けてストップ高買い気配を継続。パソナグループ<2168>(東証プライム)はベネフィット・ワンの大株主とあってストップ高買い気配を継続。第一製パン<2215>(東証スタンダード)も朝から大引けまでストップ高気配を続け四半期決算など好感。マリオン<3494>(東証スタンダード)は業績予想の増額修正など好感されて一段と上げ14時過ぎからストップ高。エフ・コード<9211>(東証グロース)は四半期決算が好感され朝から大引けまでストップ高気配。SERIOホールディングス<6567>(東証グロース)はTOB(株式公開買付)で2日連続ストップ高。ツルハホールディングス<3391>(東証プライム)は投資ファンドなどによる買収を経て非上場化を目指すとの一部報道を受けて前引け間際に急伸したまま上げ幅を保って売買交錯。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し18億5915万株(前引けは9億6344万株)、売買代金は4兆6357億円(同2兆4350億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は1058(前引けは998)銘柄、値下がり銘柄数は539(同606)銘柄。

 東証33業種別指数は26業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位は、石油石炭、精密機器、電気機器、ゴム製品、小売り、サービス、化学、不動産、機械、証券商品先物、非鉄金属、金属製品、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  2. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  3. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  4. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  5. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  6. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る