野村マイクロ・サイエンスが上場来高値を更新、DRAM半導体にAI特需と伝えられ注目集まる

■半導体製造向け超純水装置メーカー、特需の波に乗る期待

 野村マイクロ・サイエンス<6254>(東証プライム)は11月27日、一段高で始まり、取引開始後は5%高の1万960円(520円高)まで上げ、上場来の高値を2日連続更新している。半導体製造装置向けの超純水装置の専業メーカーで、「顧客所在地」は韓国29.8%、台湾14.7%、中国30.1%など。「DRAMにAI特需、半導体メモリー」(日本経済新聞11月27日付朝刊)と伝えられ、特需の波に乗る期待が出ている。

 報道によると、AI関連需要が伸びているのは「広帯域メモリー(HBM)」と呼ばれるDRAMの一種で、「23年になって需要が急増」「13年に韓国SKハイニックスが開発」「世界シェアはSKが5割、韓国サムスン電子が4割、米マイクロン・テクノロジーが1割」(同)という。野村マイクロS株は半導体関連株の中で小型軽量株になるため値幅狙いの買いが入りやすいと見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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