セーラー万年筆は経営と資本の効率化が好感され大きく出直る、持分適用会社の株式を一部売却

■朝一時30%高、後場も13%高で買活発

 セーラー万年筆<7992>(東証スタンダード)は12月12日、大きく出直る相場となり、朝の取引開始後に一時30%高の184円(42円高)まで急伸し、後場も13時を過ぎて13%高の160円(18円高)で活発に売買されている。11日午後「関連会社株式の一部譲渡」を発表し、2023年12月期の通期決算で個別財務諸表に株式売却益39百万円を、連結財務諸表に株式売却損3百万円を、それぞれ計上する予定として注目が集まった。

 発表によると、経営と資本の効率化を行う観点から、持分法適用関連会社で万年筆をはじめとした高級筆記具・ステーショナリーなどの卸・販売を行う株式会社サンライズ貿易(東京都千代田区)の株式を一部売却する。譲渡日は23年12月27日。譲渡前の所有割合は29.8%で、譲渡後は13.8%。持分法適用関連会社から外れることになるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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