AI搭載の荷積みロボットで物流革命を目指す4社の挑戦

■SGホールディングス、佐川急便、住友商事、Dexterityが共同で実証実験

 SGホールディングス<9143>(東証プライム)、佐川急便、住友商事<8053>(東証プライム)、Dexterityは、物流業界の労働力不足や輸送力不足に対応するため、AI搭載の荷積みロボットの実証実験を行うプロジェクトを発足した。人手作業の代替として、トラックの庫内に最適な荷積み作業ができるロボットの開発は、国内で初めての試みだ。

 同プロジェクトでは、米国のユニコーン企業であるDexterityのロボット技術とAI技術を活用し、佐川急便の荷積み現場に即した形のロボットを開発する。実証実験は、Dexterityの米国施設とSGホールディングスグループの次世代型大規模物流センター「Xフロンティア®」で行われる。実証実験の期間は、2023年12月から1年間で、費用は約6億円となる。

 実証実験によって、AI搭載の荷積みロボットが佐川急便の求める輸送品質と人手作業の代替として十分な機能を果たすことが確認でき次第、早期に実用化を進める予定だ。具体的には、今後新設される佐川急便の大規模中継センターなどへの導入を検討する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る