資生堂は2017年来の安値圏から4日続けて出直る、中期経営戦略をさらに強化

■グローバルで400億円を超えるコスト削減など推進

 資生堂<4911>(東証プライム)は12月21日、続伸基調となり、午前10時を過ぎては3%高の4204円(131円高)と出直りを続けている。20日15時に「指名委員会等設置会社への移行および収益性向上に向けた経営改革について」を発表し、中期経営戦略をさらに強化するなどとし、期待が強まった。株価は2017年以来の安値圏だが、直近は4日続けて出直っている。

 発表によると、中期経営戦略『SHIFT 2025 and Beyond』(2023年~2025年)の3カ年で「ブランド」「イノベーション」「人財」の3つの重点領域への投資を強化している。しかし、昨今の急激な外部環境の変化を受け、本中期経営戦略をさらに強化する必要が出てきている。そのため、事業構造改革と積極投資による高収益構造への転換による持続的な安定成長を目指し、グローバルで400億円を超えるコスト削減を実現するとともに、戦略的投資を通じて米州/欧州/アジアパシフィック事業を飛躍的に成長させるなどとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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