【株式評論家の視点】サクセスHDは高齢者と子供一体の「共生型施設」でビジネスチャンス拡大

株式評論家の視点

サクセスHDサクセスホールディングス<6065>(東1)は、「人から”ありがとう”といわれるサービスを提供する」という企業理念に基づき、「子育支援事業」を根幹に「保育事業」の展開をはじめ、総合的ライフスタイルサポート事業を目指している。

政府は「子ども・子育て新支援制度」を今年4月から施行させるなど、待機児童問題を解消するための取組を積極的に推し進めており、同社グループでは、一人でも多くの保護者に保育サービスを提供すべく、新規施設の開設をすすめているほか、本年7月からは、ジェイコムホールディングの連結子会社となり、同社と連携を強化し、優秀な人材の確保と事業の効率化により保育サービスの拡充に注力している。

今2015年12月期・第2四半期業績実績は、売上高56億7100万円(前年同期比17.1%増)、営業利益1億4100万円(同42.6%増)、経常利益5億2400万円(同54.9%増)、純利益3億1100万円(同63.0%増)に着地。

通期業績予想は、売上高113億7500万円(前期比12.5%増)、営業利益2億3300万円(同36.8%減)、経常利益6億5800万円(同3.5%減)、純利益3億6800万円(同7.1%減)を見込んでいる。年間配当は30円(第2四半期末15円、期末15円)継続を予定している。

第2四半期に受託保育事業で9施設(病院内保育施設5施設、企業内等の保育施設4施設)、公的保育事業で15施設(認可保育園等8施設、学童クラブ、児童館7施設)と新たに合計24施設を開設。新規の保育施設の開園準備費用等が生じたものの営業利益は前年同期比42.6%増と好調で、新規開園数が増加したことにより設備補助金が増加しており、通期計画は達成できる見通し。

株価は、6月2日につけた年初来の高値1629円から8月25日につけた上場来の安値1061円まで調整を挟んで上昇。24日は1170円。厚生労働省は17日、新しい福祉サービスの提供方針を発表。高齢者や子どもなどが、1つの施設で介護や保育などのサービスを受ける「共生型施設」の普及を促すと伝わっており、収益機会が増えると期待される。テクニカル的には移動平均乖離率で75日が-5%以下で逆張り好機と捉えることが出来る。ここから本格的なリバウンド相場入りとなるか注目したい。(株式評論家&アナリスト・信濃川)

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