JR東海は3日続伸、日々小幅高だが第3四半期の営業利益64%増加し通期予想の増額修正など好感

株式市場 銘柄

■鉄道以外の事業では流通業の収益強化など進む

 JR東海(東海旅客鉄道)<9022>(東証プライム)は1月31日、続伸基調で始まり、取引開始後は3683.0円(21.0円高)まで上げ、日々小幅だが3日続伸基調の出直り継続となっている。30日の15時に第3四半期決算と今3月期の業績予想の増額修正を発表し、好感されている。

 第3四半期連結決算(2023年4~12月・累計)は、売上高が前年同期比24.9%増の1兆2730.17億円となり、営業利益は同64.0%増の5025.97億円だった。「連結決算概要」によると、コロナ禍からの回復にともない、東海道新幹線・在来線ともに利用が増加した上、鉄道以外の事業では、流通業の連結子会社2社を合併して株式会社JR東海リテイリング・プラスを発足させ、便利で魅力ある駅構内店舗づくりを進めるなど、収益の拡大を図った結果、グループ全体でも増収となった。

 今期・24年3月期の連結業績予想は、第3四半期までの運輸収入の実績を反映し、売上高は従来予想を1.9%上回る1兆6580億円の見込み(前期比18.4%増)に、営業利益は同6.2%上回る5330億円(同42.3%増)に、親会社株主に帰属する当期純利益は同7.1%上回る3300億円(同50.4%増)に各々引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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