【株式市場】前場の日経平均は188円安、半導体株など一服だが好決算株活況でTOPIXは小高い

◆日経平均は3万5876円96銭(188円90銭安)、TOPIXは2527.24ポイント(30.31ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億8678万株

 1月31日(水)前場の東京株式市場は、半導体関連株が米半導体株指数やNASDAQの反落を受けてレーザーテック<6920>(東証プライム)を除いて上げ一服模様となり、30日に活況高の海運株や石油関連株も軟調となった。半面、キヤノン<7751>(東証プライム)は今期の増益予想や自社株買いが好感され6年ぶりの4000円台に進み、コマツ<6301>(東証プライム)やNEC<6701>(東証プライム)、JR東海<9022>(東証プライム)などは第3四半期決算が好感されて活況高。みずほFG<8411>(東証プライム)なども高い。日経平均は取引開始直後の361円28銭安(3万5704円58銭)を下値に中盤まで一進一退を続けたが、次第に持ち直して前引けは反落模様だが下げ幅100円台にとどまった。

 第一工業製薬<4461>(東証プライム)が一時ストップ高となり10~12月の大幅回復など好感。理想科学<6413>(東証プライム)や日本M&AセンターHD<2127>(東証プライム)は自社株買いが好感されて急伸。放電精密加工研究所<6469>(東証スタンダード)は三菱重との提携が好感され気配値のままストップ高。ぷらっとホーム<6836>(東証スタンダード)は大容量の大規模システム向けログサーバーへの期待根強いと再び動意を強め一時ストップ高。インフォネット<4444>(東証グロース)もAI新サービスへの期待再燃と再び動意を強め一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億8678万株、売買代金は2兆642億円。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は706銘柄、値下がり銘柄数は903銘柄。

 東証33業種別指数は18業種が値上がりし、銀行、電力ガス、その他金融、不動産、建設、保険、卸売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る