日本酸素HDは営業利益47%増など好感され2か月ぶりに4000円台を回復

■国内事業は65%増益、通期業績予想を据え置いたが上ぶれ期待強まる

 日本酸素HD(日本酸素ホールディングス)<4091>(東証プライム)は2月5日の後場、4066円(173円高)で始まり、約2か月ぶりに4000円台を回復して売買活況となっている。前取引日・2日に発表した第3四半期連結決算(2023年4~12月・累計、IFRS)の営業利益が前年同期比で47.2%増(コア営業利益は同42.5%増)などと大幅増益になり、通期業績予想は据え置いたが上ぶれ期待が強まっている。

 4~12月・累計のコア営業利益は同42.5%増の1247.02億円で、据え置いた今3月期予想1550億円の80%を達成した。日本国内事業のセグメント利益は同65.2%増加し、米国は同37.5%増加、欧州は同56.1%増加など大幅に拡大した。通期業績予想は従来予想の段階で売上収益、各利益とも続けて最高を更新する見込みとしており、更新幅の拡大に期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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