FFRIセキュリティは設立以来の初配当など好感されストップ高、第3四半期決算も大幅増益

■経済安保関連の政府の取組みによりセキュリティ・サービスの需要が増加

 FFRIセキュリティ<3692>(東証グロース)は2月14日、急伸相場となり、前場ストップ高の1739円(300円高、21%高)で売買された後ストップ高のまま後場も買い気配を続け、2021年以来の高値に進んでいる。サイバーセキュリティ関連事業を行い、13日の15時に発表した第3四半期決算(2023年4~12月・累計)が大幅増益となり、会社設立以来の初配当も発表、好感買いが集中している。初配当は24年3月期末に1株7円を実施する予定とした。

 第3四半期(2023年4~12月)は、サイバーセキュリティ事業の主要3セクター中、プライベートセクターの売上高は前年を下回ったものの、ナショナル・セキュリティセクター、パブリックセクターは経済安全保障関連の政府の取組みにより、セキュリティ・サービスの需要が増加。連結売上高は前年同期比31.1%増加し、営業利益は前年同期の赤字から2.27億円の黒字に転換し、経常利益は20倍に、純利益は25倍に急増した。今期・24年3月期の予想は据え置き、売上高は前期比22.8%増、営業利益は同28.6%増などを見込む。売上高は20年3月期を底に回復傾向を強め、各利益は22年3月期を底に回復傾向を続けることになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る