【株式市場】日経平均は454円高、終値でも3万8100円台に乗りバブル後の高値を更新

◆日経平均は3万8157円94銭(454円62銭高)、TOPIXは2591.85ポイント(7.26ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は1月までと比べて明らかに増え20億1041万株

 2月15日(木)後場の東京株式市場は、レーザーテック<6920>(東証プライム)やSCREENホールディングス<7735>(東証プライム)が一段ジリ高など、前場に続いて半導体関連株の強さが目立ち、東京海上HD<8766>(東証プライム)などの損保株は前場の上げ幅を保って推移。前場軟調だったソニーG<6758>(東証プライム)は回復傾向となり、前引けにかけて伸び悩んだホンダ<7267>(東証プライム)は再び上値を追うなど、全体が底上げする印象となった。日経平均は13時頃に400円高となって3万8100円台に乗り、14時過ぎからは次第高となり、大引け間際に485円42銭高(3万8188円74銭)まで上げ、終値も1990年1月以来の3万8100円台でバブル後の相場の高値を2日ぶりに更新、大幅反発となった。

 東洋炭素<5310>(東証プライム)、三井海洋開発<6269>(東証プライム)、ミツバ<7280>(東証プライム)、河西工業<7256>(東証スタンダード)、リリカラ<9827>(東証スタンダード)が前場ストップ高で売買されたまま大引けまで買い気配で推移し、四半期決算や業績・配当予想の増額修正など好感。ムゲンエステート<3299>(東証スタンダード)は12月決算が好感されて一段と上げ後場ストップ高。ispace<9348>(東証グロース)は2日前発表の四半期決算や「H3」ロケットの17日打ち上げ決定など好感されて一段と上げ終盤にストップ高。QPS研究所<5595>(東証グロース)も後場寄り後にストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は1月までと比べて明らかに増え20億1041万株(前引けは10億2447万株)、売買代金は5兆4920億円(同2兆8664億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は505(前引けは414)銘柄、値下がり銘柄数は1106(同1203)銘柄。

 東証33業種別指数は16業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、機械、石油石炭、ゴム製品、不動産、鉄鋼、化学、卸売り、金属製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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