【株式市場】前場の日経平均は59円安、一時192円高まで上げ最高値更新、TOPIXは高い

◆日経平均は3万9173円92銭(59円79銭安)、TOPIXは2682.74ポイント(9.12ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億8493万株、

 2月27日(火)前場の東京株式市場は、NYダウの4日ぶり下落などを受け自動車株や大手商社株が総じて重い値動きとなり、米半導体株指数は上げたものの半導体関連株も始値を除いて値を消す銘柄があり、上げ一服を継続の様子となった。半面、日本製鉄<5401>(東証プライム)などの鉄鋼株が米国の対ロ追加制裁などで上げ、三菱重<7011>(東証プライム)などの重工株は軒なみ高値を更新。みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株、野村HD<8604>(東証プライム)などの証券株にも高値更新が続出した。日経平均は27円高で始まり、午前10時過ぎに192円58銭高(3万9426円29銭)まで上げて取引時間中の最高値を3日続けて更新。前引けにかけては半導体株の一角の下げを受けて軟調に転じた。TOPIXは小高いまま堅調。

 ACCESS<4813>(東証プライム)が2日続けて大幅高となりNTTの次世代通信基盤IOWN(アイオン)への関連を材料視。帝国繊維<3302>(東証プライム)はいきなり急伸し投資ファンドによる保有判明と伝えられ思惑増幅。日立造船<7004>(東証プライム)は全個体電池を受注との報道などで一段高。ジーデップ・アドバンス<5885>(東証スタンダード)は米エヌビディアのパートナー認定企業でトライアル環境の提供開始が注目され急伸ストップ高。AppBank<6177>(東証グロース)はトップ人事に関する発表など材料視され再び急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億8493万株、売買代金は2兆6944億円。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は1073銘柄、値下がり銘柄数は534銘柄。

 東証33業種別指数は21業種が値上がりし、鉄鋼、銀行、証券商品先物、機械、倉庫運輸、石油石炭、電力ガス、情報通信、ガラス土石、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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