三越伊勢丹HDが上場来の高値に迫る、業績好調な上、自社株買いで取得した全株数の消却を好感

■2月の月次売上高21.4%増加、次回発表(4月初)にも期待

 三越伊勢丹HD(三越伊勢丹ホールディングス)<3099>(東証プライム)は3月27日、再び上値を指向して始まり、取引開始後は2522.5円(43.5円高)まで上げ、2日前につけた上場来の高値2528.0円に迫っている。2月の月次売上高(国内合計)が前年同月比21.4%増加など業績が好調な上、26日の15時に自己株式の消却などを発表し、株式価値の向上などに期待が出ている。

 26日の15時、自己株式の取得(自社株買い)により取得した全株数である700万2400株の普通株式を2024年4月30日(消却予定日)に消却すると発表した。今回の自社株買いは2024年2月5日から同年3月29日までの予定で実施し、取得した自己株式の全株式数を消却するとしていた。取得した株数は、2月29日までの時点では386万6900株(取得上限株数の35%)だったが、3月22日時点での累計取得株数は700万2400株(同64%)に急増した。積極的に自社株買いを進めたことになり注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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