三井不動産は反発基調で始まる、新長期経営方針と自社株買いなど好感

■自社株買いは4000万株、400億円を上限に4月12日から開始

 三井不動産<8801>(東証プライム)は4月12日、反発基調で始まり、取引開始後は1612.0円(58.5円高)まで上げて出直っている。11日の15時にグループ新経営理念および新長期経営方針「& INNOVATION 2030」の策定と配当予想の修正(増配)、自己株式取得(自社株買い)の決定を発表し、好感されている。増配は2024年3月期の年間配当を前回予想から1株10円上方修正し82円とするもので、過ぎた期の配当だが、総還元性向を50%以上と掲げて業績の拡大をめざすため、先々の配当増額に期待が強まっている。

 自社株買いは、取得株数4000万株(上限、自己株式を除く発行済株式総数の1.43%)、取得総額400億円(上限)で、取得期間は2024年4月12日から25年3月31日までの予定で行うとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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