【株式市場】追加緩和の期待が再燃し後場一段上げて日経平均は大幅続伸

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万7722円42銭(334円27銭高)、TOPIXは1442.74ポイント(31.58ポイント高)、出来高概算(東証1部)は23億1478万株

チャート4 10月1日後場の東京株式市場は、元日本銀行副総裁で日本経済研究センター理事長の岩田一政氏や自民党の山本幸三衆議院議員の発言などが伝わり、日銀の追加緩和に関する期待が再燃。日経平均は後場寄り後に一段高の443円43銭(1万7831円58銭)まで上げて400円高前後の水準を保った。主な株価指数はすべて大幅続伸となった。

 マツダ<7261>(東1)が独フォルクスワーゲンにまつわる連想の後退などから一段高となり、大林道路<1896>(東1)は30日に業績予想を増額したことなどが好感されてストップ高。TASAKI<7968>(東1)は中国の国慶節連休による訪日観光客などを連想材料に前場から急伸状態を継続。三井不動産<8801>(東1)などの不動産株は一段ジリ高。日本メディカルネットコミュニケーションズ<3645>(東マ)は広島大学発の遺伝子研究ベンチャー企業との提携が好感されて急伸。ソフトフロント<2321>(JQG)は日本郵政グループの事業を請け負うデジタルポスト(東京都港区)に出資するとされて郵政グループ3社の11月上場と関連づける動きがあるようで急伸した。

 東証1部の出来高概算は23億1478万株(前引けは10億8784万株)、売買代金は2兆6486億円(同1兆1933億円)。1部上場1898柄のうち、値上がり銘柄数は1446(同1358)銘柄、値下がり銘柄数は378(同418)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、不動産、その他金融、精密機器、電気機器、機械、輸送用機器、鉄鋼、金属製品、証券・商品先物、銀行、などとなった。

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