【株式市場】日経平均は1001円安、大幅反落、イスラエルとイランの緊張を受け下げ幅は3年ぶりの大きさ

◆日経平均は3万7068円35銭(1001円35銭安)、TOPIXは2626.32ポイント(51.13ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し21億6875万株

 4月19日(金)後場の東京株式市場は、前場の日経平均1260円安から250円ほど回復して始まったが、14時半過ぎまで3万7200円(880円安)前後を上値に小動きを続け、大引けは再び下げ幅が1000円台に広がった。下げ幅は2021年以来の大きさとされ大幅反落。イスラエルのイラン攻撃を受けて前場急伸したINPEX<1605>(東証プライム)や細谷火工<4274>(東証スタンダード)などは急激に値を消した一方、商船三井<9104>(東証プライム)は13時半頃にかけて一段高。半導体関連株は大引けにかけて一段ジリ安の銘柄もあり大幅安を継続。材料株は強く明治HD<2269>(東証プライム)はチョコレートの健康効果など材料に一段と上げた。

 後場は、神栄<3004>(東証スタンダード)が一段高で始まり、正午に発表した業績予想の増額修正を好感。新都ホールディングス<2776>(東証スタンダード)はリサイクル企業の子会社化など材料視されて大引けまで買い気配のままストップ高。くすりの窓口<5592>(東証グロース)は業績予想の増額修正が連日好感され2日続けて出直り目立ち、アジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東証グロース)はインフルエンサーによるブランド支援事例のHP掲載で事業内容を再認識とされ出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し21億6875万株(前引けは10億8883万株)、売買代金は5兆4658億円(同2兆7513億円)。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は86(前引けは47)銘柄、値下がり銘柄数は1554(同1600)銘柄。

 東証33業種別指数は鉱業、海運、医薬品3業種の値上がりにとどまった(前引けは鉱業、石油石炭、海運の3業種が値上がり)。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る