サイエンスアーツ、京王電鉄でBuddycom×AI連携を運用開始

■駅員・乗務員が音声でAIに質問、規程検索と判断支援を即時化

 サイエンスアーツ<4412>(東証グロース)は3月10日、同社のライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」と社内マニュアルを学習したAIを連携させた取り組みを、京王電鉄<9008>(東証プライム)で同日より運用開始すると発表した。鉄道業務における異常時対応力の強化と情報探索の生産性向上を目的に、京王電鉄が運用する生成AIツール「KEIO AI-Hub」とBuddycomをAPI連携させるもので、駅員や乗務員とAIが連携して業務を支援する仕組みである。

 京王電鉄では2022年から、事件・事故発生時の初期対応や情報共有の迅速化を目的にBuddycomを全駅および全車掌に導入している。今回の連携により、乗務員や指令員はBuddycom上から音声またはテキストで質問するだけで、「KEIO AI-Hub」が社内規程類やマニュアルを検索・要約し、回答を音声とテキストで即時に取得できる。膨大な規程類の検索時間を短縮し、異常時の迅速な判断と対応を支援するとともに、日常業務や人材育成の高度化にも寄与する。

 BuddycomはAPI連携により外部サーバーとのデータ送受信が可能で、AIカメラや記録システムとの連携にも対応する。サイエンスアーツは今後、人・AI・センサー・カメラ・設備データをリアルタイムで接続する「フィジカルAI連携基盤」へとBuddycomを進化させる方針だ。現場の音声を起点にAIが状況を解析し必要な情報を提示することで、人とAIが共に判断する現場環境の実現を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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