ソニーグループ、手術器具の自動交換と精密操作が可能なマイクロサージャリー支援ロボットを開発

■世界初!自動器具交換で微小血管吻合に成功、医師不足解消にも期待

 ソニーグループ<6758>(東証プライム)は5月9日、手術器具の自動交換と精密操作が可能なマイクロサージャリー支援ロボットを開発したと発表。少子高齢化による医師不足が深刻化する中、高度なスキルが求められる外科手術分野において、医師の負担軽減や高度医療の普及促進が期待されている。

 同試作機は、血管や神経といった微小な組織を顕微鏡を用いて処置するマイクロサージャリーの支援を想定し、ソニーの研究開発組織が技術開発のために試作したロボットとなる。高感度な操縦デバイスで捉えた医師の指先の動きを、人の手首のように滑らかに動作する手術器具で縮小して再現している。

 従来のロボット支援では、器具の手動交換に時間を要していたが、同試作機は器具を小型化し、自動交換を実現。これにより、広範な手術工程をロボットが支援し、非常に繊細な作業が求められるマイクロサージャリーにより多くの医師が対応できるようになることを目指していく。

 2024年2月には、愛知医科大学において本試作機を用いた実験が行われ、マイクロサージャリーを専門としない医師および医療従事者により動物の血管(直径約0.6mm)の吻合に成功した。自動での器具交換が可能な手術支援ロボットを用いて微小血管吻合に成功した世界初の事例となる。

 今後、ソニーは大学の医学部や医療機関などと協働し、手術支援のためのロボット技術の開発とその有効性の検証に取り組んでいく。ロボット技術の提供を通じて、医療現場の課題解決や高度医療の普及に貢献することを目指し、研究開発を進めていく。同ロボット技術は、医師不足解消や医療の質向上に大きく貢献することが期待され、今後の進展が注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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