ソフトクリエイトHDは今期も連続最高益を計画、ECサイト構築需要などに加え、独自開発の企業向け生成AIサービスも拡大の見通し

(決算速報)
■24年3月期の営業利益は19.6%増加、今期は6.0%増を見込む

 ソフトクリエイトHD(ソフトクリエイトホールディングス)<3371>(東証プライム)が5月9日午後に発表した2024年3月期の連結決算は、国内市場シェアNo.1のECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」や企業のデジタル変革(DX)を支援する「SCクラウド」、「X-pointクラウド」などが引き続き好調に推移し、売上高が279億12百万円(前期比15.1%増)となり、営業利益は51億69百万円(同19.6%増)、経常利益は53億55百万円(同19.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は32億57百万円(同19.0%増)となった。当期純利益をはじめ連続で最高益を更新した。

 ECソリューション事業は、ECサイト構築売上高が伸長したことや、ECサイトの売上拡大施策となるクラウドサービス売上高が伸長したこと等により、売上高は155億44百万円(前期比6.7%増)となり、セグメント利益(経常利益)は39億63百万円(同17.8%増)となった。

 ITソリューション事業は、クラウドサービス売上高が伸長したことや、セキュリティ・インフラ構築売上高の伸長により、売上高は123億68百万円(前期比13.1%増)、セグメント利益(経常利益)は28億35百万円(同8.2%増)となった。

 今期・25年3月期の連結業績見通しは、ECサイト構築需要の拡大を背景にECサイト構築パッケージ「ecbeing」などが引き続き拡大すると見込まれることや、生成AI市場の世界的な需要急拡大を背景として、独自で開発した企業向け生成AIサービス「Safe AI Gateway」の拡大、企業のデジタル変革を推進する企業内情報システムサービス「SCクラウド」、「X-pointクラウド」、「AgileWorksクラウド」の拡大も見込んでいること、サイバーセキュリティ対策需要の高まりなどを要因に、売上高は300億円(前期比7.5%増)、営業利益は54億80百万円(同6.0%増)、経常利益は56億80百万円(同6.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は34億50百万円(同5.9%増)を計画している。各利益とも続けて最高を更新することになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る