旭化成、スウェーデン製薬企業Calliditas Therapeuticsを買収

■グローバルヘルスケアカンパニーとしての成長加速を目指す

 旭化成<3407>(東証プライム)は5月28日、スウェーデンの製薬企業Calliditas Therapeutics ABの買収を発表。同買収は、旭化成がグローバル・ヘルスケア・カンパニーとしての成長を加速するための戦略的な一環。買収総額は約1739億円(約118億スウェーデンクローナ)。同買収は、2024年7月18日に開始される予定。

 旭化成は、ヘルスケア領域において「Improve and save patients’ lives」というミッションのもと、医薬品・医療機器の両方でグローバル市場における幅広い事業機会を捉え、積極的な投資を行ってきた。同買収により、米国での腎疾患および自己免疫疾患における販売体制の拡充、欧州でのプレゼンス確立、グローバルスペシャリティファーマとしてのプラットフォームを活用し、新たな医薬品や開発パイプラインの導入機会を拡充することを目指していく。

 Calliditas社は、医薬・医療関連製品の研究開発、製造、販売および付随する事業を行っており、主力製品のTarpeyoは原発性IgA腎症の治療薬として承認されている。同買収が成立した場合の旭化成の連結業績への影響は現在精査中であり、公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示される予定。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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