丸文、AIロボット「Kebbi Air」で受付実証開始、オフィス業務のDX推進へ

■本社オフィスでの実証を通じ、受付業務の無人化・省人化モデルを構築

 丸文<7537>(東証プライム)は11月11日、、NUWAロボティクス社製AIコミュニケーションロボット「Kebbi Air」を活用し、オフィス受付業務の自動化・省人化を目的とした実証実験を自社本社オフィスで開始したと発表した。介護現場などで培った同機の運用ノウハウを活かし、企業受付やショールームなど新たな領域への展開を図る。同社は本実証を通じ、サービス化に向けた知見の蓄積とプロダクト開発を進めるとしている。

 「Kebbi Air」は生成AIによる高精度な対話機能と、親しみやすい動作・外観を備えた汎用型ロボットである。今回の実証では、来訪者が事前発行されたQRコードを読み取らせることで担当者を自動呼び出し、案内動画やAI会話による待ち時間対応も実現する。これにより、受付担当者の負担軽減や業務効率化、企業イメージ向上、さらにはDX推進と人手不足対策への寄与が期待されている。

 丸文は今後、実証で得られたフィードバックをもとに「Kebbi Air」の機能改善を行い、オフィス・商業施設・観光地など多様な環境での導入を拡大する方針を示した。同社は2024年3月に台湾NUWAロボティクス社と資本提携し、国内販売代理契約を締結済みである。最先端の半導体や電子部品を扱う老舗商社として、テクノロジーによる社会課題解決と新たな価値創出を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る