VIS、東京慈恵会医科大学と医薬品の副作用低減と主作用強化を目指す共同研究を開始

■Ohta Methodと創薬技術を融合し、次世代の標準的治療法を模索

 バイオベンチャーのVeritas In Silico(VIS)<130A>(東証グロース)と東京慈恵会医科大学は9月24日、医薬品の主作用を高めつつ副作用を抑制する新規治療法・薬剤投与法の開発を目的とした共同研究契約を締結したと発表した。標的臓器に効率よく医薬品を届け、使用量を削減しながら高い治療効果を維持することを狙う。研究期間は2025年4月から2028年3月までの3年間で、既に予備研究を開始しており、その成果を同研究に反映させる方針である。共同研究に伴う費用は双方が自己負担し、業績への影響は軽微と見込まれる。

 同共同研究では、東京慈恵会医科大学がin vivo動物評価系の構築や薬効評価、治療コンセプトの概念実証を担い、VISが候補物質のデザインや合成、in vitro評価を担当する。研究代表者は同大学の太田裕貴講師とVIS新潟研究所の髙田遼平主任研究員である。太田講師は独自技術である小動物全身血管へのアプローチを可能にする「Ohta Method」と高精細血管造影装置を強みとし、これらとVISの創薬技術を組み合わせることで新たな標準的治療法の創出を目指すとコメントした。

 VISは核酸医薬品の課題解決に同共同研究が資することを期待している。研究戦略部長の笹川達也氏は、東京慈恵会医科大学の臨床知見やOhta Method、VISの創薬プラットフォーム「ibVIS」との相乗効果により、核酸医薬品の迅速な創出につながると述べた。今後、研究成果が得られれば、副作用を最小化しつつ標的臓器に高い効果を発揮する革新的治療法の実現が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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