積水ハウスは1.9%安で下げ止まる、「国立市のマンション、完成間近で解体」とされたが連結業績は好調

■6日に業績・配当予想を上方修正、年間配当は4円増の129円に

 積水ハウス<1928>(東証プライム)は6月10日の前場、1.9%安の3565.0円(70.0円安)を下値に底堅い相場となり、後場は1.4%安の3583円で売買を開始した。「国立市のマンション、完成間近で解体へ、積水ハウスが『廃止届』提出」(朝日新聞デジタル6月7日)などと伝えられ、東京都・国立市に建設した物件に関する報道と動向が注視されたが、連結売上高3兆円の企業とあって、個別の案件に過ぎないとの見方が出ている。6日午後に第1四半期決算(2024年2~4月)を発表し、1月通期の業績予想と配当予想を増額修正した。

 25年1月期の通期連結業績予想は、売上高を従来予想比15.9%増える見通しに引き上げ、営業利益は同7.1%増える見通しに、親会社株主に帰属する当期純利益は同3.0%増える見通しに各々引き上げた。25年1月期の年間配当は通期で4円増の1株129円に増配するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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