エーザイは急反発、米国で皮下注射の早期アルツハイマー病治療剤に関する維持療法が承認とし注目集まる

■4日ぶりに4700円台を回復

 エーザイ<4523>(東証プライム)は9月1日、急反発で始まり、取引開始後は4736円(198円高)まで上げて4日ぶりに4700円台を回復している。同日朝、「抗Aβ抗体レカネマブの皮下注射製剤『LEQEMBI IQLIK』による早期アルツハイマー病治療剤に対する維持療法を米国FDAが承認」と題するリリースを発表し、注目が集まっている。

 発表によると、「LEQEMBI IQLIK」は、エーザイが開発した360mg/1.8mL(200mg/mL)の皮下注オートインジェクター(SC-AI)製剤で、平均15秒で投与が完了する。米国において、「LEQEMBI IQLIK」はアルツハイマー病(AD)による軽度認知障害(MCI)または軽度認知症(総称して早期AD)の維持治療の適応を有している。「レケンビ」による18カ月の2週に1回の静脈(IV)投与による初期治療後、10mg/kgの4週に1回のIV維持投与、もしくは「LEQEMBI IQLIK」による週1回の360mg皮下投与の維持治療に移行することができる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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