【注目銘柄】LisBはIPO後初の黒字転換見込みと入門セミナー開催で下げ過ぎ修正買いが再燃

■上場来安値からの底上げ加速へ

 LisB<145A>(東証グロース)は、前日19日に16円高の846円と反発して引け、取引所間中には870円まで買われる場面もあり前週末14日の取引時間中につけた上場来安値780円からの底上げ幅を拡大させた。同社は、今年3月26日に新規株式公開(IPO)され、現場向けコミュニケーションプラットフォーム「direct」の普及、導入会社の拡大に向け6月26日、7月10日に入門セミナーの開催を予定しており、IPO後の初決算として発表した今2024年1月期第1四半期(2024年1月~3月期、1Q)の黒字転換業績の見直しも加わり下げ過ぎ修正買いが再燃した。テクニカル的にも、前週末14日の上場来安値時には陽線包み足を示現して底上げに転じており、フォローの材料視されている。

■契約社数が15%増と続伸し営業利益は3四半期連続で黒字継続

 1Q業績は、売り上げが3億6300万円(前年同期比32.8%増)と大幅続伸し、営業利益は3400万円(前年同期は1400万円の赤字)、経常利益は1300万円(同1600万円の赤字)、純利益は1500万円(同1700万円の赤字)と黒字転換した。営業利益黒字は、四半期として前2023年12月期第3四半期以降、3期連続となった。現場のコミュニケーションを電話やトランシーバーから置き換え現場の業務改善やデジタル化をサポートする「direct」で現場のナレッジやノウハウを伝達する新サービス「ナレッジ動画」を正式リリースしたこともオンして、契約社数が前年同期の464社から563社に15.5%増加し、平均ARR(月次売上高)も同じく1億6960万円から1億9080万円へ拡大しており、上場関連費用の計上や従業員の採用増などをカバーして連続黒字となった。

 今12月期通期業績は、IPO時予想に変更はなく売り上げ16億6400万円(前期比30.1%増)、営業利益1億5200万円(同4.00倍)、経常利益1億3200万円(同4.12倍)、純利益1億600万円(同2.30倍)と大幅続伸を予定している。なお「direct」入門セミナーは、同サービス導入を検討している会社を対象に6月26日と7月10日にWeb会議システム「Zoom」で開催を予定しており、契約社数の増加が期待される。

■陽線包み足を示現して底上げしまず最高値調整幅の3分の1戻し期待

 株価は、公開価格1188円でIPOされ1553円で初値をつけ、上場来高値1600円まで買い進まれたが、この高人気の反動とIPOラッシュのなか公開価格を下回る817円まで調整した。同安値からは「direct」の現場写真を自動アルバム化する「コネクトTA」のリリースや、建設業界で残業時間を規制する「2024年問題」の関連人気も加わって1249円、今期1Q決算発表でも1083円と買われる場面もあったが、全般相場の波乱や東証グロース市場の人気離散が波及して上場来安値780円へ突っ込み、同安値から持ち直し底打ちを示唆する陽線包み足を示現した。まず最高値から最安値への調整幅の3分の1戻しの1083円への底上げが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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