JCRファーマ、武田薬品との提携関係を終了しJR-141の全世界販売権を再獲得

■日本発の希少難病治療薬「イズカーゴ」、グローバル展開加速へ

 JCRファーマ<4552>(東証プライム)は6月25日、JR-141(パビナフスプ アルファ)の全世界における販売権を再取得したと発表。これは、武田薬品工業<4502>(東証プライム)との提携関係を終了することで合意した結果であり、これによりJR-141に関するすべてのライセンスおよび販売権がJCRに返還されることとなった。この提携終了により、現在進行中のグローバル臨床第III相試験には影響がないとされている。

 代表取締役会長兼社長の芦田信は、武田薬品との3年間にわたる提携に感謝の意を表し、JR-141のグローバルな臨床試験を加速させる決意を示した。JR-141は2021年5月に「イズカーゴ点滴静注用10mg」として日本で承認・上市されており、日本の患者数は順調に増加している。JCRはこの成功を基に、世界中の患者に革新的な薬を届けることを目指している。同件の同社連結業績(2025年3月期)への影響は軽微としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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