巴工業は上場来の高値に迫る、第2四半期までの進ちょく好調で10月通期の業績に期待強い

■通期業績は営業利益など4期連続最高を更新の見込み

 巴工業<6309>(東証プライム)は6月27日の後場、一段と強い相場になり、14時30分にかけて4940円(170円高)まで上げ、約2週間前につけた上場来の高値5000円に迫っている。遠心分離機の世界的大手で、6月7日に今10月期の連結業績予想の増額修正を発表。続いて12日には第2四半期決算を発表し、第2四半期までの進ちょく率の高さなどが好感されて上場来の高値をつけた。その後も高値圏で上値をうかがう相場となっている。

 10月期の連結業績予想は、営業利益と経常利益が4期連続最高益を更新し、当期純利益も過去最高益を更新する見込みになる。また、資本の効率活用や資本コストを意識した経営への積極姿勢も注目されている。

 第2四半期連結決算(2023年11月~24年4月・累計)は、売上高が前年同期比10.0%増の265億80百万円で、営業利益は同43.4%増の29億58百万円だった。10月通期の予想は先に発表した増額修正値の通り、売上高が527億80百万円(前期比6.3%増)、営業利益が45億40百万円(同12.2%増)。営業利益は第2四半期までで通期予想の65%を達成した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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