セキュアヴェイルが後場一段高、ランサムウェア攻撃に関するKADOKAWAの続報を受け連想買いの見方

■攻撃者は情報をさらに流出させたと主張しているもようで深刻さ痛感

 セキュアヴェイル<3042>(東証グロース)は7月2日の後場一段高の場面があり、一時25%高の394円(79円高)まで上げて年初来の高値419円(2024年1月24日)に向けて大きく出直った。ログ解析サービス、ファイアウォール構築・運用などのネットワーク・セキュリティソリューションを提供し、KADOKAWA<9468>(東証プライム)が7月2日午前、ランサムウェア攻撃による情報漏洩に関する開示の続報を6月28日に続いて発表し、攻撃した組織が当社グループの保有する情報をさらに流出させたと主張していることをお確認した、などと明らかにしたため、事態の深刻さと根深さが再認識され、対策関連銘柄に連想買いが波及したと見られている。FFRIセキュリティ<3692>(東証グロース)も一段と上げた。

 セキュアヴェイルは6月28日、上場維持基準への適合に向けた計画に基づく進捗状況について開示し、時価総額については2024年3月31日時点で基準を充たしていないため、引き続き成長戦略を指針するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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