日神グループHDが後場一段高、投資用マンション、一般的な現役世代でも手が届く3000万円台の開発など推進、期待強まる

■新中期経営計画に好反応、年初来の高値を更新

 日神グループHD(日神グループホールディングス)<8881>(東証プライム)は7月9日の後場一段高となり、14時を過ぎて6%高の613円(37円高)まで上げて3日ぶりに年初来の高値を更新、2018年以来の600円台に進んでいる。分譲マンション「パレステージ」や投資用マンションなどで知られ、7月3日に新中期経営計画(2025年3月期から2027年3月期)を発表。翌4日に一段と上げて高値を更新し、その後小休止をはさんで再び一段高となっている。

 前計画は、土地や建築資材の高騰などにより売上、利益ともに計画に達しなかった。PBRは0.3倍台で低調に推移した。新中期計画では、「高騰している原価を織り込んだ受注時採算が改善する見通し」とし、「資産運用に特化した物件開発と証券化事業の強化」なども推進する。投資用ワンルームの需要増加への対応では、「現在の投資用物件の価格が5000万~6000万円まで高騰し、投資用に適さない水準に」なっているため、「一般的な現役世代でも投資用として手が届く3000万円台のワンルームマンションを開発」するなどの意欲的な戦略も進める。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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